失敗する原因は?看護師の引き継ぎを確認!

看護師が別の職場に転職する時に引き継ぎをするのが一般的であるが、後任者に業務内容や注意事項について十分に伝えられないという事態も起こりうる。後任者が仕事について分からない理由として考えられるのは、前任者が重要な仕事について伝えていない、もしくは後任者が伝えられたにもかかわらず再現できない場合などである。

例えば、ある患者について注意すべきことがあっても1度伝えただけで、後日後任者が患者に関してトラブルが起こった場合を指す。前任者は重要な項目について後任者に伝えたと思っていても、後任者が重要項目を認識していなければ伝え損になってしまう。

また、少しくらい省略しても伝わるだろうと自分の手間を惜しんだ時も、引き継ぎが失敗する可能性がある。直接業務に関係ないと思われることでも、習慣づけて実践していたことを伝えることで、後任者の仕事がやりやすくなるだろう。例えば、毎日朝に花の水替えや掃除をしていた場合は、どこを掃除していたのか道具はどこにあるのかなど、メモを残しておくと良い。

引き継ぎが失敗する原因には、スケジュール調整が上手くいかないことも。転職する際は挨拶回りや荷物の片付けなどしなければならないことが多い。引き継ぎの時間を十分に確保できていない場合、伝えたいことが伝えられず後任者が後日仕事が分からないという事態に陥りかねない。全てのスケジュールを事前に把握するのは難しいが、時間に余裕を持っておくと直前にバタバタと引き継ぎするのを少しでも避けられる。退職日の何日前までに引き継ぎを終えると決めておくのも有効だ。

その他、引き継ぎのポイントも参考にすると良い。